みりとの奇跡 ~ One in a million ~


小さな体で慢性腎不全・甲状腺機能亢進症と懸命に闘うみり(1989.7.1生まれ♀21歳)と、無知な飼い主ふたりの看護日記。
by miri-mama
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みりのこと ~2月~

3月中旬以降に、みりは命懸けの闘いをしましたが、そのご報告の前に、
どうしても書かなければならなかったこと‥
どう書いていいのかわからず、今までどうしても書けずにいたこと‥



2月中旬頃、みりの目が見えなくなりました。



震災前に、1月28日以降の日記がアップできずにいたのは、
目が見えなくなる前のみりの写真を見るのがつらくて、
目が見えなくなる前の携帯日記を読むのがつらくて、
目が見えなくなった事に、みり自身も、私達も、すごく戸惑って、
毎日毎日試行錯誤で手一杯だったからです。


最初は右目でした。
2月15日に主治医に診てもらった時は、まだ左目は見えていたようです。
両目とも光には反応してました。
主治医のところで月1回眼科専門医の診察をしているとの事で、2月28日の眼科専門医診察日に予約を入れて帰って来ました。

どうしていいのかわからず、とにかくみりを抱っこして、
『みり、今のうちにんがぁの顔よ~く見てね、んがぁの顔忘れないでね』
と言って見つめ合いました。

夫が帰って来たら、夫とみりを見つめ合わせ、
『ぴゃんだよ~、ぴゃんの顔よ~く見てね、大好きなぴゃんの顔忘れないでね』
と言いました。

泣いちゃいけないと思いながらも、泣かずに言うのは無理でした。


主治医の診察を受けたその日以降、あれよあれよと見えなくなって行くのがわかりました。


目が合っても鳴かない。

あちこちぶつかるようになり‥

だいぶ前から耳は遠くなっていましたが、近くで声をかけると、私達の姿を必死に探してキョロキョロキョロキョロ‥

『こえがするのに、ぴゃんもんがぁもどこにもいない‥どこ?‥どこ?』

きっとそんな風に思って、探していたのだと思います。

そんな姿を見ると、涙が出てしまい、声をかけるのも躊躇してしまいました。


みりはひとりぼっち


そんな風に見えました。

あんなにおしゃべりで甘えん坊だったみりが、ひとりぼっちの世界に行ってしまったかのように、鳴かなくなり、甘えなくなりました。

目をキラキラさせて夫の帰りを待つ事も無くなり、
本当に怒った顔して夫に向かって鳴く事もなくなり、
とんとんして~と乗って来る事もなくなり‥

見えなくて方向がわからなくなっても、ほとんど鳴かない。
助けを呼ばない。


まるで別の子になってしまったかのようでした。


そんな姿を見てるのがつらくてつらくて、私はなかなか前向きになることができず、
泣いて泣いて‥
泣いて泣いて‥


みりの生活環境をどうしたらいいのか、行動範囲はどうしたらいいのか、見えないみりがどこまで何ができるのか、何ができないのか‥

とにかく観察し続けるしかありませんでした。


見えない事に戸惑いながらも、必死に慣れようとするみり。


初めは戸惑って、おっかなびっくり行動していたみりが、そのうち見えない事にイライラするようになりました。

初めは方向がわからなくなるとぐるぐる回って、心細そうに少し鳴いてたのが、
そのうち、方向がわからなくなるとイライラしてずんずん進み、いろんな物を乗り越えて落ちたり、あちこちガンガンぶつかったりするようになりました。

みりの行動パターンを見ながら、危ない所はワイヤーネットでブロックして、わずかでも光が見えているならと、あちこちに目印のセンサーライトを設置したり。

毎日毎日、少しずつ部屋を改良していきました。



2月28日、眼科専門医の診察を受けた時には、両目とも網膜剥離、両目とも見えていない、との診断でした。
一般的な網膜剥離の原因は、高血圧、または脳腫瘍など。


いずれにしても、原因の特定や治療は無理なので、診断を聞いて終わりです。


眼科専門医、いい先生でした。

私が
『こんなこと聞いても今更ですけど、(失明は)防げることだったんでしょうか?』
と聞いたら、

『それは無理だったと思います。甲状腺機能亢進症と腎不全になってからの年数を考えたら、見えなくなるスピードをゆっくりに出来たほうだと思います。』

と言って下さいました。
初めて会った飼い主の、こんな質問に対してでも、とっさに飼い主の気持ちを軽くする言葉を選んで掛けれるのは、きっと私と同じようにペットの失明で悲しむ飼い主を、たっっくさん見て来たからなんだろうな~と思いました。
先生のその言葉は、裏付けも証明も出来ないけど、多分、その時の私が、一番言って欲しかった言葉だったと思います。

最後に、
『なるべく環境を変えずに、たくさん撫でてあげて下さいね。何かあったら、また相談しに来て下さい。』
と言って下さいました。
みりは年齢が年齢だから、今まで『もう何が起きても諦めたほうが‥』的なことしか言われなかったので、『また相談して下さい』のひと言も、とても嬉しくて心強かったです。



それからも、日々部屋の改良を続けました。
寝る場所は、見えなくなっても、私と夫の間のカゴベッドがいいようで、ごはんを食べに行っても、トイレに行っても、ちゃんと人間ベッドに戻って来て乗り、カゴベッドに入って寝ました。
寝ている夫の頭も乗り越えて、ちゃんとカゴベッドに戻って来るのです。
なので、みりがそれを続ける限り、続けさせてあげようと思いました。

鳴いてお返事してくれなくても、『んがぁそばにいるよ~』と声を掛けて、撫でて。
ごはん食べたりトイレに行ってカゴベッドに戻って来たら、『おかえり~』と撫でて。
トントンも、私から『トントンしよう~』と言って抱っこしてトントンするようにして、いっぱい褒めて、撫でて。

夫も、帰って来たら、いつものようにたっぷりムギュ~して、抱っこして、撫でて。




『猫はマイペース』と言われるけど、見えていた頃のみりは全然マイペースじゃなくて、私達の存在をすごく意識して生活していたんだと思います。
私達の生活サイクルに合わせて、起こしたり、待ったり、鳴いたり、寂しがったり、怒ったり、呼んだり、甘えたり、喜んだり‥

そんな性格がガラッと変わってしまって、寡黙でマイペースな別の子になってしまったみたい‥という感覚は、今でも変わっていません。


でも、バカ飼い主の脳が、この現実にうまくついて行けてないというだけで、
みりががんばってることに変わりはないし、みりがかわいいことに変わりはないし、みりがとってもおりこうさんってことに変わりはないんです。
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by miri-mama | 2011-04-16 23:36 | みり日記

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みり数値

【腎臓】
  日付  《BUN》《CRE》
'08.03.07《52.2》《2.0》
'08.03.20《33.3》《1.2》
'08.04.14《26.7》《1.5》
'08.06.14《32.8》《1.9》
'08.08.08《27.3》《2.2》
'08.09.27《33.9》《2.7》
'08.11.17《34.0》《3.4》
'08.11.22《36.5》《3.1》
'08.11.26《35.5》《3.4》
'08.12.13《36.0》《2.0》
'09.02.17《31.5》《1.8》
'09.05.16《43.1》《2.4》
'09.06.13《33.7》《2.4》
'09.08.08《37.1》《2.3》
'09.09.04《36.9》《2.1》
'09.10.05《29.7》《2.1》
'09.11.14《33.8》《1.6》
'09.12.19《36.3》《1.8》
'10.02.20《37.4》《1.5》
'10.04.17《30.7》《1.7》
'10.05.29《38.6》《1.9》
'10.07.31《37.2》《2.5》
'10.10.16《35.2》《1.9》
'11.01.04《40.1》《2.1》

参考基準値
BUN 17.6~32.8
CRE 0.8~1.8


【甲状腺】
'08.03.07 《5.2》
'08.03.20 《1.2》
'08.08.09 《4.4》
'08.11.17 《0.4》
'09.05.17 《1.8》
'10.02.20 《3.6》
'10.04.17 《4.8》
'10.05.29 《3.0》
'10.07.31 《2.5》
'10.10.16 《5.8》
'11.01.04 《3.6》

参考基準値 0.9~3.8

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